マルマン コンダクター SX 40CX
生産年式 1990年代初め(推定)
マルマンのアイアンには豊富なラインナップを誇った時期があり、方向性をまとめてみるとドロー系のヒールが低いモデルを30系とし、ヒールの高いフェード系のモデルを40系としていた。加えてトウのフォルムにも2種類が準備されていて、本来スパッと切落とされたスコッチブレードのE系、コンベンショナルなC系と4種類が基本だった。ただしこれは一時期のモノであって、時代のアレンジを受けて徐々に変化するものだが、このSXは40CXの呼称も持ち、ピタリと分類にはまるモデル。つまりフェード系の高いヒールのフェイスで、コンベショナルブレード。しかし、時代のアレンジも受けていて、ブレードを遠くへ置く工夫があって、コンベンショナルなモデルを操るよりもいくらか癖もある。既にマルマンソールも影を潜め、アイデア満載のモデルが別に用意された時代の、あえて保守的なモデルにも見える。ヘビバナシャフトのS硬度のこのモデルは意外と重量感があり、ヘッドも効いているのはこのモデル特有のことかもしれないが、その重さを利用できれば安定した球筋を実現するモデルだ。
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