生産年式　1984年

ブリヂストンに問い合わせたところ、残っていた資料は生産年式と当時の価格だけだった。ゆえに詳細は不明だが、周辺情報から想像するに、スポルディングとの提携で集積したノウハウでクラブ生産に乗り出したブリヂストンの初期のモデルと言える。アルタスのネームはブリヂストンにすればボールで認知度が高かったが、改めて調べてみるとこのネームのアイアンは数少ない。また、プロ1というネーミングから契約プロも連想するものだが、同じく資料には残されていないし、史実にも発見できなかった。このモデルは、総重量がとても軽く感じられ、といって軽量シャフトでもなく、オリジナルのグリップも通常のモノだった。とすれば、何らかのコンセプトがあって、ヘッドも軽量に作られていた想像ができるが、打ちこなしてみるにはそれなりの工夫が必要。残念ながらその根拠や設計意図は今に理解できる情報がない。