サソーグラインド MS-9G
生産年式 1992年(推定)
当時のメディア広告に「ヒールから入ってヒールへ抜ける」と大きく記されたブランドの二代目のアイアン。サソーホーゼルと名付けられた独特のヒールの造形を持ち、ウェイトをヒールに集中させて腕に覚えのある者が嫌うひっかけを徹底的に排除したとある。自然体でアドレスするならいくらかフェイスが開いた状態になり、通常のアイアンがインパクトではクローズ気味になるのに対し、若干開いたままとなるとの事。それでも捕まりが良い機能を持つのは、シャフトの延長線上に近いところに打点を想定し、扱う者が道具を使って球を打つという自然の感覚に近いからと言える。ただし、後の理論では重心距離が近い事により遠心力による慣性モーメントが少なくなり飛距離が落ちるとされ、現代にはこうした理論は残っていない。ただし、実際には球も上げやすく、目に見えて飛距離が落ちることもなく、ホーガンのアンダースラングのような効果もありそうだ。
データの色合いがひときわ悪いのですが、調子の悪いデジカメによるもので、ご容赦ください。以下は私的見解を楽しんでいるブログのリンクです。
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