サンケイ ピート・ナカムラ アイアン
生産年式 1980年代後半(推定)
サンケイというブランドは北陸に本拠を置くブランドだが、ピート・ナカムラ、すなわち中村寅吉プロのネームを冠したモデルを数多くリリースしている。ブランドとしては多くの記録はないが、技術的には先進のメーカーで、テーラーメイド時代のゲーリー・アダムスが、ツアーバーナーのメタルウッドを開発するにあたって、先行して製品化されていたこのブランドのメタルウッドを参考にしたといわれる。このモデルはアイアンとしては低重心コンセプトで、一定の時代の流行に乗ったものだ。出球を高く上げることができても、飛距離に安定感を欠いたモデルが多かったものだが、ブランドらしいカーボンとスチールのハイブリッドシャフトで飛距離も安定する。詳しくは資料が残らないが、外観はカーボンシャフトでも、トルクが1.7と記録されており、スチールの特性を持った超軽量シャフトは、現代に通じるスペックを実現する。
このモデルに関する私見をブログにしてみました。
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