マルマン コンダクター LX 30CX SPSS アイアン
生産年式 1992年頃(推定)
このモデルの生産年式は90年代の年鑑カタログからの推測。1984年に初代のLXがリリースされ、以降、微細な進化を遂げながらも、息の長い基本モデルとして存在していたことになる。30CXのコードは、30番台がヒールの低い比較的ドローを意識したモデルを指し、Cのコードはコンベンショナルトウ、といった分類があったようだ、40番台はヒールの高いフェードを意識したモデルで、Cに対するEのコードがつくとスコッチブレードという分類があった。しかし、モデルラインナップの多いマルマンにあっては、これも一時の分類と理解され、併行したクラシックシリーズや、後の様々なモデルを含めて、すべてに共通する分類とはなっていない。このモデルは、その分類によると、ヒールが比較的低いドローを意識したモデルで、トウのスタイルは丸みのあるコンベンショナル。だが、当時のメーカーにも共通だが、自らのラインナップにあって、そう分類されるもの。見方によっては充分にヒールも高いし、トウのスタイルもスコアラインの入れ方にもよるが、典型的なコンベンショナルとは言えない。すでにマルマンソールがラインナップされていた時期ではあるが、基本モデルとしての採用は後の世代での導入になる。進化を遂げているとは言え、84年の初期型とほとんど変わらないフォルムは、初期型の完成度の高さを示すといえる。
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